周辺機器
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ブラザースイスルーブ
ジェットミックス・ミニジェットミックス クーラント混合装置です。
水と混合して使用する水溶性切削油剤(クーラント)は、大きく3タイプが
あり、水の中に油滴を分散させ乳化するエマルジョンタイプ
(O/Wエマルション)では、
水に油剤を少量ずつ混ぜることで安定した油滴が形成でき、
油剤の性能が適正に維持できます。
多くの作業現場においては、油剤補給に人手と時間が十分にかけられない
ことから、この手順が実行されず油剤の使用量の増加につながる
ということになっております。
この装置は要求した濃度を確実に混合希釈を行いますので、作業者の負担
軽減とクーラントの安定維持が実現できます。
エマルジョンタイプ以外のソリュブルやソリューションでは油剤ごとの
密度や水への溶解性によって事前の希釈をせずに直接クーラントタンク
へ投入すると油剤が適正に溶解ができずに性能が生かされないことが
あります。
そんなときにもジェットミックス・ミニジェットミックスは効果的です。
手持ち屈折計 クーラントの希釈濃度を測定できます。
屈折計に使用中のクーラントを滴下しBrix%を読み、油剤メーカーから
提供される濃度換算係数を乗することでクーラントの濃度が計測
できます。
pH試験紙 クーラントの劣化度合いの判定指標となる水素イオン濃度を測定します。
クーラントは劣化するとさびの発生や悪臭がします。
日常の管理によって劣化の進行を発見できます。
その代表的指標としてpHを測定します。油剤毎に決められた閾値がある
ので製品カタログや製造元に確認して、閾値を維持するようになれば
クーラントのダメージを事前に発見し、ワークのさび発生のトラブルを
防止できます。
また、クーラント劣化を復元する措置を講ずることも可能となります。
浮上油回収装置 クーラントタンク内の浮上油を回収する装置です。
クーラントタンクにはクーラントのほかに工作機械の潤滑油やワークに
付着している前工程からの他油が入ってきます。
それらを放置するとクーラント劣化を
加速させることになりますので速やかに回収し除去することが理想です。
油剤によって他油との分離性に差がありますが、タンク内のクーラントが
静止した状態ができると分離がみられますので、その時に回収できれば
最も効果的です。それを自動でやってくれる装置があります。